農薬の種類は
最近、梅の木やバラ、サザンカなどへの消毒を扱いましたので簡単に記録します。いくつかの農薬があります。
- 殺虫剤
- 殺菌剤
消毒というとこのどれかでしょうね。農薬が葉っぱに付着するのを助けるための展着剤も必要になります。展着剤が入っている農薬もありますので確認が必要ですね。
- 除草剤・・・消毒ではないですが農薬ですね
毛虫が大きくなってしまった場合はスプレー缶の毛虫用殺虫剤で対処しなければならないですね。
殺虫剤の散布
樹木に依りますが、春先のカイガラムシの赤ちゃんが出る前に消毒します。カイガラムシは大きくなるとブラシなどでコサギ落とすしかないのでその前に消毒します。カイガラムシはすす病を引き起こしますので予防できると良いですね。
毛虫対策としては春と夏の2回くらいでしょうか。毛虫も樹木によりますが詳しくはまた書きたいと思います。チャドクガやイラガが発生しやすい木には消毒しておくと安心ですね。
殺菌剤の散布
褐斑病が有名ですね。レッドロビン(ベニカナメモチ)に良く現れます。カビの1種ですが落ち葉で増殖します。菌なのでほっておくと周りの木に伝染します。移りにくい強い庭木もありますね。褐斑が表れた葉は取り除いたり落ち葉をきれいに片づけて捨てる(埋めたりしない)ことが大切です。褐斑病はそのままにしておくと下の方の葉っぱが落ちていきます。新芽が出ても病気で落ちる量が勝ると気が弱り枯れてしまうこともあります。
対策としては、適宜施肥して庭木を元気にしたり、落ち葉を掃除したり、定期的に殺菌剤散布したりすることでしょうか。
病気が進んでしまった樹木は他の種類の庭木に植え替えなければならなくなることがあります。
農薬散布の時間帯などは
朝と夕方は比較的風がゆるやかです。その時間帯か風が強すぎない日に散布します。ドリフトといって風に乗って農薬が隣家などに拡散することを防ぐ必要があります。また気温が高すぎる時も避けた方が良いですね。
農薬散布後の雨は
- 殺虫剤・・・散布後数時間で農薬は乾燥しますが、散布後6時間雨が降らない時に散布します。
- 殺菌剤・・・雨前散布。これは意外ですね。
消毒作業の際の保護具
農薬が体に着いたり吸い込んだりしないように防護しなければなりません。ゴーグル、マスク、ビニール手袋、帽子、長袖の上着、つなぎの不織布(カッパを着る人もいますが蒸れて大変)、長靴などを着用します。(マスクを見るたびにナウシカを見たくなるのは私だけでしょうか)皮膚に農薬が付かないようにします。家庭園芸用の噴霧器(うえの写真は工進のHS-402B、一頭口です)ではここまでの装備をする人は少ないですが動力噴霧器をつかう場合や沢山の農薬を散布する場合は自分の健康面を考慮すると必要になります。また作業で使用した洋服は他の洗濯物とは別に選択します。状況によっては周りの人に害が生じないように通知など必要になりますね。薬剤散布には気を付けましょう!