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車両系建設機械(解体用)の技能講習を受けました

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車両系建設機械(解体用)の技能講習を受けるには

建設機械を扱っている大手企業が講習も開いてくださっています。末庭は他の技能講習をうけたので今回も同じところにしました。

・料金や時間などは、私が受講した時とは変更されていると思います。必要な方は、受講される会社に確認なさってみてください。

車両系建設機械(整地等)の講習を終了している人なら5時間(学科3時間、実技2時間)の講習とそれぞれの試験に合格すれば取得できます。試験は学科試験と実技試験共に60%が合格基準でした。学科試験は各分野で40%を切ることがあれば不合格になります。今日は10名が受講し全員が無事合格しました。試験に落ちた場合は補講がありますが日立建機ではどちらも1時間で学科2000円、実技5000円かかります。補講を2度落ちたらこちらでは受けられません。教官によると、それまでには受かるでしょう、といった感じでしたが1度でも落ちると辛いですよね。時間もかかりますし・・・。

整地等を持っていない人は合わせて取ると時間も費用も大きくなります。解体用だけでも末庭にとっては大きな出費でした。

解体用の講習を受けていたら何ができる

バックホー(ユンボ)のアームの先に着けるアタッチメントを普段見かけるバケット(砂等をすくうもの)をブレーカ、つかみ具、コンクリート圧砕機、鉄筋切断具などに置き換えて作業することができます。

バックホーの用途が格段に広がります。

細かいことを学びましたが簡単にまとめると・・・

  • ブレーカ・・・コンクリート、岩石などを粉砕する。ノミのような感じ
  • つかみ具・・・木造家屋の解体などに使う。木材等を搬出しやすい。ただし林業用のつかみ具は使えないので林業用の資格を取る必要がある
  • コンクリート圧砕機・・・コンクリートを大きく砕いたりより小さく砕く。建造物の中の鉄筋を切る鉄筋カッターも付いている
  • 鉄筋切断具・・・鉄骨を切断する

こんな感じです。

技能講習と特別講習の違いは

これは教官の説明が面白かったです。技能講習は機体質量が3t以上、特別講習は3t以下(2999Kg)、つまり3t以上なので上限はありません。100tでも操作できます!と言われました。しかし今日の講習で乗るのは7tクラスと言われました。小さかったです。大きい機械の話を聞くと乗ってみたくなりますよね。

もう一つ面白かったのは、バックホーの重さでも地盤に与える力(平均接地圧)は人間と同じくらいだそうです。なぜならクローラ(キャタピラー)の地面に接している面積が大きいためだそうです。人間20∼30kPa、バックホー30~50kPa、車150~250kPaでした。それでぬかるみでも人が歩いて入れる所ならバックホーも入れるそうです。車なら空回りして沈んでしまいますよね。意外でした。

末庭が使う機会はあるか

会社で使う機会があれば嬉しいです。あと復興支援など各地でなされているので末庭で良ければボランティアで使って欲しいです。個人の植木屋では使う機会はないかな。

解体用機械の対象は近年拡大しました

これも教官が教えてくださった興味深い点でした。平成25年4月12日に労働安全衛生規則が一部改正されています。この時迄は上記のブレーカという機械だけが技能講習の対象だったそうです。平成25年に他のつかみ具なども対象になったそうです。意外と最近までフリーだったんですね。

なぜその時に対象になったでしょうか?

東日本大震災の復興の時に重大災害が多かったからだそうです。

講習の対象が広がったので一時期は1回の講習会に100人集まっていたそうです。

今日の講習で学んだことは

やはり点検と安全確認ですね!安全第一で!

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