外壁塗装で足場があるうちにDIYのアンテナ工事
今朝は雨が降ったので塗装は出来ず配線や設置などを行い、晴れた午後に八木式アンテナの撤去などを行いました。ユーチューブなどネットの時代ですがテレビもまだ手放せないですね~。
家には1階と2階にテレビが1台ずつあるのですが、近くの電車が通るたびに画像が少し乱れるチャンネルがありました。
また、これまで強風の時にアンテナが倒れてしまったことがあります。結構な衝撃音が響きますよ~。その都度、緊急に電気屋さんに来ていただきました。高所作業の出費になってしまいます。
少し前まで一般的なテレビアンテナはこれですね、末庭の家も当然このアンテナでした。
これは八木式アンテナと言うそうです。
八木式アンテナは面白いですね
魚の骨のようなアンテナですね。このアンテナを見るとどの方角の電波塔を受信しているかが分かります。魚の骨の背骨のような水平に長い部分があります。このいわば背骨の片側には縦に短い部品(魚の頭のように見えます)が付いています。この縦の部品が付いていない方が電波塔の方向に向けられています。
末庭の家の周りのアンテナは多くが西を向いています。末庭の八木式アンテナは南西を向いていて、遠くの中継局の電波を受信しているようです。
将来、また八木式アンテナが倒れてしまうと電気屋さんに来ていただく料金が発生してしまいます。そこで足場がある間に屋根の上のアンテナを撤去し、平面アンテナを付けてみようと考えました。
平面アンテナとは
八木式アンテナとは異なりコンパクトな造りになっています。フラットアンテナやデザインアンテナとも呼ばれています。末庭はデザインアンテナという表現が好きです。
デザインアンテナの規格は
幾つものメーカーがデザインアンテナを製造しています。
八木式アンテナには規格で20素子と26素子などがあります。素子は八木式アンテナンの横棒の数で数が多いほど受信能力が高くなります。値段も数字が大きいほど高くなります。平面アンテナには○○素子相当と表示されています。
電波の強さは電界という言葉で表現されています。電波が強いエリアは強電界地域、中くらいは中電界地域、弱いエリアは弱電界地域と言われています。
末庭の家の電界は分からないので、26素子相当(中・弱電界地域用)のデザインアンテナを購入しました。
中継局の状況などを知るには
アンテナで電波を受信するためにはアンテナを中継局の方角に向けなければなりません。八木式アンテナよりもデザインアンテナのほうが方角調整は行いやすいようです。
「一般社団法人放送サービス高度化推進協会 (A-PAB )」のサイトにある「地デジ 放送エリアのめやす」で電波の中継局の受信エリアを確認できます。見てみると面白いですよ。どの電波塔がどこまで電波を飛ばしているのかエリアを示してくれます。どこに電波塔があり、ご近所の家がどの方角の中継局から受信しているかもわかります。中継局規模も大中小で表示されていますよ。
福岡市では福岡タワーが大きいのでご近所もみなそちらを向いているかと言えばそうではありません。きっとタワーが中継局になる前に建てられた家なんでしょうね。
ほかにはスマホの無料アプリがとっても優秀です。
「テレビアンテナ」というアプリは設定地点からの各電波塔の距離、各電波塔の方角を教えてくれます。
「地デジアンテナ調整」というアプリは設定地点からの各電波塔の距離、各電波塔の方角、また各電波塔の周波数や空中線電力を教えてくれます。
利用についてはどれも自己責任になるのでしょうが便利なツールが普及していますね。
デザインアンテナに変える費用は
デザインアンテナをインターネットで購入すると6,000円台でした。7,000円もしません。しかも送料込み、ホームセンターの半額程の売値でした。
箱から取り出してみると。
配線や金具を追加購入しても総額で11,000円ほどでした。
デザインアンテナの設置場所は
デザインアンテナなら足場が無くてもベランダの手すりや外壁に取り付けることで交換や修理が自分で行えます。
末庭の理想の設置場所は・・・
- 屋根裏
- ベランダの手すり
- 外壁
設置場所を試してみました
デザインアンテナを2階の廊下に置いてテレビにつないでみました。
映ります!嬉しい、問題ない!
1階のテレビにつなぐと、映ります!良かった、良かった。
屋根裏に設置する利点は
幾つもありますね。
- ベランダや外壁よりも雨、風などによる機械の劣化を防ぐことができます。
- 八木式アンテナの場合の転倒の危険もなくなります。
- デザインアンテナを外壁に設置するよりも屋根裏の方が修理や点検が安全かつスムーズに行えますね。
屋根裏に設置する弱点は
雪が降りやすい地域では屋根の上に雪が積もり電波の受信が弱くなってしまいます。テレビ視聴に影響があるようであれば屋根裏から外壁やベランダなどへの移設が必要になりますね。末庭の地域はここ数年降雪も珍しいくらいなので問題ないと思いますが気候変動に合わせて対処したいと思います。
デザインアンテナの配線は
楽をしたいので、まずは既存のアンテナの配線を全て残してそのまま利用する方法を試しました。
この天井の左側をスライドさせて屋根裏に入りました。
あらかじめ屋根の上のアンテナの配線を外壁で切断し、屋根裏に外壁外に伸びていた配線を引き込みました。そしてデザインアンテナにつなげました。
すると1階も2階もテレビが映りません・・・。
1階で分配器とブースターがつながっているので、何パターンか配線を入れ替えてみましたがどれもつながりません。
何でかな~。
ブースターの電源ランプが消えています。何かが上手くいっていないようです。そこでデザインアンテナの箱を見ると、配線は「5c」という規格のようです。可能性はこれでしょうか。
分配器を1階から屋根裏に移設しました。
デザインアンテナから分配器を使って2台のテレビにつないでみました。
2台とも同時にきれいに映ってくれました。助かりました。しかもブースターの必要はないようです。
アンテナ線を室内配線しました
テレビのある部屋の天井の隅に穴を開けました。屋根裏から見るとこうなっています。
屋根裏はけっこう暗いですね。
屋根裏を這いまわってテレビのある部屋の上まで行きアンテナ線をこの穴から下に下ろしました。
1階ようの穴も廊下に開けて配線を回したいと思います。アンテナ線の5C用の留め具もインターネットで購入手配しましたので受け取り後、固定したいと思います。
本当は壁の中に配線を落としてコンセントのように壁から配線を出したかったのですが、早くて楽な道を選びました。自宅なので配線が目立たないようにすれば良いです。
デザインアンテナの設置
配線を仮置きして、デザインアンテナと分配器とテレビ2台をつなぎました。無事に2台同時に鮮明に映ってくれました。
スマホのアプリで電波塔の方角を確認しながら柱にデザインアンテナを固定しました。若干傾いていますがまったく問題ありませんね。ついでに分配器も同じ柱に固定しました。配線も邪魔にならない場所に回しました。
デザインアンテナの設置を終えて
ブースターを使う場合は電源が必要になります。屋根裏で電源を取るためには屋根裏をはっている100Vから取るしかないでしょうか。末庭は第二種電気工事士の資格は持っているのでその時は配線工事を行うつもりでした。今回はブースターの設置が必要ありませんでしたので手間が省けました。あとは配線の固定が残っています。
テレビの画像も以前よりも鮮やかに画像の乱れも無くなったと思っていると夕方5時前にブロックノイズが出てました!今はきれいに観ることができますので少し様子を見てみます。必要ならブースターを購入したり対応しようと思います。末庭的にはアンテナが倒れる心配が無くなっただけで大成功です!アンテナ工事をDIYで行う場合は自己責任で!ご安全に!
*設置日以降ブロックノイズは発生しなくなりテレビはきれいに映っています!