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フリージア・ラクサ(姫緋扇)は庭木の下で自然に広がる

フリージア・ラクサ
目次

繫殖力が強いフリージア・ラクサ

数年前に植木鉢でもらってきたフリージア・ラクサ。雑草のたくましさがありこぼれ種で広がり4月から5月までのあいだ庭のあちこちで咲いてくれます。末庭は形と色が好きでそのままにしています。庭木の剪定の時には踏んでしまわないように気をつけています。

フリージア・ラクサのアップ
いろんな色が咲くのは楽しみ

フリージア・ラクサの特徴

原産は南アフリカ(ケープ地方)で、日本には大正時代に観賞用として入ってきています。和名は姫緋扇(ひめひおうぎ)でアヤメ科です。花の色には、白、ピンク、白とピンクの混合、緋、青色もあります。

フリージア・ラクサの花

開花時期は4月から6月です。青色は1月ほど早いそうです。花は2~3㎝と小さく、花被片は上3枚下3枚の6枚あり、下3枚には付け根部分に斑紋と言われる丸い斑があります。花茎を出して花を3~10輪ほど咲かせ、2,3輪ずつ咲くため長く咲きます。同じアヤメ科のフリージアを小さくしたような感じです。名前だけ聞くと、あ.フリージアね、と勘違いされやすいですね。

フリージア・ラクサは球根の多年草です。草丈は数年で30㎝ほどの高さまで成長するようになります。種から育ったばかりの1年目の葉は下の写真のオレンジ色のように短いです。一方で青色の球根から伸びている枝葉は長くなっています。

フリージア・ラクサの球根

球根植物なので球根で育ちます。下のオレンジ色の1年目の球根は枝葉も細く短いですね。しかも1年目の葉にはまず花茎は伸びてきません。このことから花を楽しめるまでには、種をまいてから球根が充実するまでの期間、少なくても1年以上待つことになりますね。

小さな球根
小さな球根

肥料やり

自然に広がる植物なので地植えであればあえて必要はないでしょう。花を多く綺麗に咲かせたいとか、種を採りたいなどの目的があれば肥料を与えてあげても良いでしょうね。

与える時期は、花が咲く春の時期、球根が育つ9月以降の秋の時期ですね。花を咲かせるためと球根を育てるための施肥になりますね。末庭は即効性のある液肥や化学肥料を与えています。

フリージア・ラクサの増やし方

フリージア・ラクサは花後の種をまくことで簡単に増やすことができます。自然に増え広がる花なので増やすのは難しいことではありませんね。いただいてきた球根を植えることで増やすこともできます。

種を植え付ける適期は9月頃とされています。種とは違い、球根を植えた場合、球根が充実していれば翌年には花を咲かせてくれます。

いただいた球根
いただいた球根

これは末庭がいただいた白×ピンクのフリージア・ラクサの球根です。ありがたいことに沢山ありました。充実した球根が多かったので来年には綺麗な花を咲かせてくれましたよ。

白×ピンク
いただいたのはこんな色でした

お近くであれば庭木の剪定や植栽などをお受けしています。

料金は比較的安いほうなので末吉庭園管理の料金ページからご連絡ください。

花後に種子を採ります

花茎に付く花芽は下の方から咲いていきますので種子が大きくなっていくのも下の方から大きくなっていきます。

5月末頃には種子が充実し早いものは種子を採ることができるようになります。末庭はできた種子を採って他の場所にまくことで庭の中の生息域を広げています。

フリージア・ラクサの果実が膨らむ
果実が膨らむ

花茎の先端の花はまだ落ちずに残っています。これは花が10輪付いていました。

フリージア・ラクサの充実した果実
5輪すべてが充実した果実に

すべてが充実した果実になるとは限りませんが膨らむとこんな感じになりますよ。写真が見にくくてすみません。

フリージア・ラクサの種の広がり方

房が成長し膨らんでいくと房の頭(上部)の部分が弾けて取れます。房が大きく重くなっているため花茎の先端は地面を向くようになります。そして房の頭が割れると種はそのまま地面に落ちます。落ちた後、弾け広がりますがせいぜい数十センチですね。

ご近所の庭などに勝手に生えることがありますがどうやって飛んでいくのでしょうね。鳥が種を食べているところを見たことはありません。となると風でしょうか?タンポポの種のように風に乗ることはできないのでかなりの強風でないと飛ばないでしょうね。ただし種が丸くコロコロしているので風に乗ると転がっていくことはできるでしょうね。

弾けて上部が落ちた後も付け根のほうにぎっしりと種が詰まっていますよ。

フリージア・ラクサの割れた房
割れた房

この種は充実していますね~。ぷりぷりです。この種が10個数百円で販売されているんですよ。

フリージア・ラクサの房成
房なり

福岡市では6月中旬にもなると花はなくなり種が目立つようになってきます。種はやわらかくないので鳥も食べに来ません。落ちた種は近くの地面に転がって広がっていますよ。

今年も種に気づいた時は、採って庭のあちこちにまいてます。

球根を分球させます

球根が増えていきますので花が終わった後に球根を掘り起こして分球させて植え付ける方もいます。末庭も球根をいただいたことがありますが小さな球根も無駄になりませんね。

インターネットで購入

今はスマホを使えばいろいろな人が植物の種などを販売しているのが分かります。ネットで購入して増やすのもありですね。

インターネットで調べてみると青(ブルー)色を販売していました。思わずポチってしまいました。どんな色の花が咲くか楽しみです。ブルーは他の色よりも1月早い3月位から花が咲くようです。無事に咲いてくれるかな!?

夏季は葉が枯れます

フリージア・ラクサは種が落ちた後の夏場になると葉が枯れていき次第に休眠期間に入ります。

早くも7月に入ると葉が枯れてきていますね。

枯れてきたフリージア・ラクサ
枯れてきた

そしてすでに花茎を引っ張ると球根から簡単に抜け取ることができます。庭では自然に枯れて無くなるのを待つ方が球根にとっては負担が無いと思いますね。

休眠期間

葉が枯れてしまうと球根は休眠期間に入ってしまいます。

冬季は成長します

暑さが和らぎ秋にもなると葉が出てきます。

今年落ちた種も芽を出しています。とっても細いですよ~。数年育った球根は太い芽を出すので葉も立派です。

大小さまざまなフリージア・ラクサ
大小さまざま

冬の寒い時期に庭に緑を与えてくれる貴重な存在ですね。

2022年のフリージア・ラクサの様子

フリージア・ラクサの朱色
株が大きくなりした

この赤は充実した球根が増えたためと思いますが花の背丈が伸びましたよ。4月の後半から咲き始めています。庭の意外な場所でこ小さな花があちこちに咲いています。集水桝の近くにも小さな花が咲いていたので種が雨で流されて自然繁殖しているのでしょうね。

フリージア・ラクサの白とピンク
ピンクがかっていますね

いただいた白×ピンクは5月に入り、嬉しいことに少しずつですが咲き始めました。ほんわかとしていて可愛いですよね。

ネット購入したブルーは咲きませんでした~、残念。今年発芽してくれていたら来年は咲いてくれると期待しています!今年は白も探します!

2022年5月10日にブルーと白の種を購入しました

ついにフリージア・ラクサの白を購入しました。純白でアルバと呼ぶそうです。昨年採取の種だそうです。青を10粒購入すると白を何粒かサービスすると書いてあったのですぐに購入しました。

昨年まいた青の種は今年球根が大きくなっていれば来年は咲くでしょう。咲かないといやなので今年も青を購入しました。

届いた種袋

丁寧に梱包されて届きました。最終的に種は種袋に入れてありました。

種袋
種袋

昔の飲み薬の袋みたいですね。

15粒
15粒あります

開けてみると種は15粒入っています!10粒は青なので、5粒は白ですね!色が微妙に違うので上の5粒が白のアルバでしょう。ありがたいです。白も1つでも発芽してくれると嬉しいです。

販売者様からの貴重な情報

販売者様が商品説明を書いてくださっていました。覚えておきたいと思います。

  • 朱色や白色と比べると青色の生育はややデリケート
  • 水はけの良い川砂などを混ぜ込んだ用土がお勧め

白色は昨年の種らしいので2粒だけ早めにまいてみようと思います。残る3粒と青色は9月にまいてみます!

2023年のフリージア・ラクサ

いろんな色が咲いてくれました。

ブルー

2023年4月3日にブルーが一輪咲いていました!

フリージア・ラクサの赤、白ピンク、そして青です!

2023年5月29日には、白色が咲いていました。

フリージア・ラクサの花の終わりが近づいてきましたが、最後に白色が表れてくれて驚きました!

白色のフリージア・ラクサ

フリージア・ラクサの白色の種は去年撒いています。それで、この花は明らかに種から育った花ではありません。

どうやら白×ピンクの株が近くにあったので、その中の幾つかが白色に変化したようです。

そう考える理由は、白色の花に変化、に記しています!

よろしければご覧ください。

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