目次
ウメの木には冬季剪定と夏季剪定があります
ウメの木の剪定は主に冬の時期に行います。この時期は落葉し、来年に花になる花芽が確定し葉になる葉芽との見分けがつきやすくなった頃が楽です。来年の花が咲く芽を残すやすいです。この剪定のタイミングが早すぎると花になろうとしていた芽が葉芽に変わってしまいます。それで花芽だと見分けがつく頃が葉芽に変わらずに済みます。
上の写真は、花芽と葉芽になりますね。
基本的には今年伸びた枝の葉の付け根付近に芽が出てきます。葉が落ちた付近から来年は枝になる葉か花が出てきます。それで今年伸びた枝は大切にします。徒長枝という1m以上もびょーんと伸びる枝は基本外します。枝が必要な場所がある状況では徒長枝を活かすこともあります。
春に行う剪定は
春には芽かきや摘心を行います。
- 芽かき・・・幹から出てきた不要な芽を付け根から取ってしまうこと
- 摘心・・・伸びた枝の先端の1節を摘み取ること
特に摘心は大切で、摘心をしてあげるとその枝には花芽が付きやすくなります。
夏季剪定(7月中旬ころ)の前には
夏季剪定(7月から8月上旬がベスト)は、上記の摘心や芽かきを行っていて樹形が崩れていなければ整枝する程度で済みます。
不要な枝は外しますが時期ごとの剪定を行っている木の場合は風通しは良くしますが、葉を取り過ぎない方が良いですね。
なぜなら葉を十分に残し光合成してもらい樹体にエネルギーを蓄えてもらうためです。樹勢を強めた木はしっかりとした花芽を多く付けてくれます。
今回のウメの木は
樹形の南側に枝が無かったので徒長枝を誘因しながら作っている途中です。また高さの変化が無かったので数か所高さも作っているところです。
冬季剪定の時には葉が落ちていて枝だけになっているので花芽を残しながら樹形を作ってみたいと思います。少しずつ樹形ができて美しい花が増えていくのが楽しみです!