植物を植え付ける時は必要に応じて土壌改良を行います
土の固さ、PH(酸性かアルカリか)、保水性などいくつかの面から植物の生育に適した環境を作っていきます。目的に合わせて土壌改良剤を用います。良い土で元気に育って欲しいですね。
土壌改良剤には
- 無機質・・・パーライト、バーミキュライトなど
- 有機質・・・バーク堆肥、ピートモスなど
- 高分子系・・・ポリエチレン系、エチレン系など
などがあります。
良い土壌にはミミズやオケラなど様々な生き物がいます。小学生のころ、オケラをケラと呼んで友達になぜか怒られたことがあります。どうして怒ったのか聞けば良かったです。
良い土に植物を植え付けも枯れてしまうことがあります。この場合は、ほとんど水切れが原因ですね。梅雨があけ雨が降らないと保水性を高めていた土壌でも乾燥してしまいます。植栽後の植物は十分に根を張れていませんので葉っぱが枯れていき、水切れが続くと枝が枯れてしまいます。植え付ける前から病気になっていた植物の場合は水遣りを適切に続けても葉っぱが落ちていくことはあります。ただ根付くと樹勢を取り戻しますので消毒処置など図りながら回復することもあります。植え付けた後の1年間は水遣りに注意が必要ですね。植え付け後は観察が大切になってきます。
植え付け後の水遣り
植栽後の1年間は水切れして枯れてしまうかもしれない、という用心が必要ですね。特に梅雨で水遣りの手間が省け葉っぱも茂ってくると、もう安心、と思ってしまうかもしれません。ところが梅雨後はお日様カンカン照り、すぐに葉っぱが縮み始めます。安心しきっていると、気付いた時には枝が枯れていることもあります。
植え付け後は、梅雨の時期は降雨量を見ながら、夏場は朝夕の2回、冬場は土が乾燥している時、を目安にします。地下深くに張っている根っ子に水を届かせるイメージでたっぷり水をまきます。大変ですが1年間で植物が根付いてくれればあとは楽ですね!
土(土壌)の構造は
土壌は土壌粒子と水と空気の3つの要素でできています。水と空気も土壌の一部というのは面白いですね。
理想は土が団粒構造になっていることです。団粒とは土の粒が集まって塊になっていて、その塊がたくさん集まったものです。
この団粒構造は理想的な土で保水性があり水はけも良いです。ほかには塊と塊の隙間があるので通気性も優れています。根っ子も呼吸しているのでこの通気性も大切です。あと保肥性も高まります。
団粒構造になっていないのは単粒構造です。極端なのは砂場の砂のイメージですね。単粒構造の土は土の入れ替えか土壌改良が必要になりますね。
団粒構造の確認の仕方は
土を手で握ると分かります。
団粒構造の土は手で握るとおにぎりのように固まります。その塊を手でほぐすと簡単にボロボロと崩れ小さな塊に分かれます。分かりにくいですが写真で見るとこんな感じです。
周りの小さな塊は一つ一つが土の塊ですね。末庭の畑の土は触った感じでは団粒構造になっていますが少し堆肥を入れた方が良さそうでした。今回は鶏ふんを入れたので次回は牛糞を入れてみます。
雨が1週間以上ふっていなかったのですが40cm位掘って手で握ってみると固まりました。地下では保水しているんですね。植物のために良い土にしたいものですね!