紅葉の季節になりました
ハナミズキやポプラなど紅葉が奇麗になってきましたね。モミジも色づき始めましたね。
紅葉する樹木の好みは人それぞれですね。
枯葉掃除は嫌いですが枯葉の上を歩くのは気持ちが良いですよね。ポプラやイチョウ並木など最高です!
紅葉と同じ条件なのか、末庭のクロガネモチの木の実も赤く色づいてきました。
クロガネモチの実を残しながらの剪定
クロガネモチの実は赤くて小さいのですが冬に見るととても癒されます。今年は出来るだけ実を残しておこうと思います。実があると楽しみが増えます。
冬に雪が降ったあと、この小さな赤い実と白い雪がとっても似合います。雪が降って欲しいですね~。あと、ヒヨドリなど野鳥がこの実をついばみにやってきます。可愛いですよ~。ただヒヨドリはキンカンも突っつくのでキンカンにはネットを張ってあげないといけなくなります。
温かいためか前回の剪定からまた伸びました。左側がクロガネモチですが茂りすぎですね~。
植物はどのようにして紅葉するのか
緑の葉が黄や赤に変わっていく様は芸術的ですよね。葉っぱはどのように色を変えているのでしょうか?昔雑誌で読んだことがあります。家族に話すと夢が無くなると言われましたが生活を彩る自然界の仕組みは驚きですね!
日が短くなってくると樹木は体内時計によって水や栄養を葉に送るのを止めるようになります。そうすると葉は葉の柄の基部に離層をつくります。水や栄養が流れなくなり、葉っぱは落ちていきます。
夏は葉の中の葉緑素が強いので葉は緑色に見えます。
水や栄養が途絶え始めると葉緑素が無くなっていきます。代わりに葉緑素と共に存在していたカロチノイドが目立ち始め黄色系の葉になっていきます。赤色の色素はアントシアニンで秋になると葉に存在するようになります。
この過程が進んでいる間に,カロチノイドという色素で葉は黄色やだいだい色に色づき始めます。ふつう,この色素は夏の間もずっと植物体内にありますが,葉の中の葉緑素(クロロフィル)が優勢であるため,見えませんでした。一方,赤色は主にアントシアニンという色素がもとになっています。葉はこの色素を秋になって初めてつくり出します。秋の間に,葉緑素は分解し,黄色と赤色の色素が優勢になります。葉緑素がなくなると,ポプラの葉は黄金色になり,カエデの葉は鮮やかな紅色になります。
黄色の色素カロチノイドは金魚の色素と同じです。これも面白いですね~。
あと、ふと疑問が生じました。
クロガネモチの実が赤くなるのは理屈からいくとアントシアニンが増えているからということでしょうか。クロガネモチは紅葉しませんが体内時計が働いて実は秋を感じているんでしょうか?!これもまた面白いですね!