植木屋と農園の記録

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キジバトの巣

キジバトの巣の構造と分解

sueniwa
sueniwa
2022年8月1日

ヤマモモの剪定が年越ししていました

剪定のご依頼者様のお問い合わせをいただいた時、末庭は自宅の外壁塗装の時期でした。ご無理を言って剪定時期を2021年の終わり近くまで遅らせていただきました。そのうえハトの営巣があり剪定の完全終了は2022年になってからになってしまいました。快く延期してくださりありがとうございました。

正式なご依頼を受けた後、取り急ぎ、お隣りへの越境枝だけを取らせていただきました。その後、外壁塗装が一区切りしたところで剪定と草取りに入らせていただきました。

ヤマモモ以外は順調でした

昨年、ヤマモモの剪定以外は予定通りに進みました。

草取りは道具を使って出来るだけ草の根が残らないように手際よく行いました。剪定は、中木がモッコク、ヒイラギモクセイ、キンモクセイ、ウメ、松、ヤマモモ、アラカシでした。低木はサルスベリ、ツゲとサツキで10玉位、その他の雑木でした。これだけあるとさすがに独りで1日では終わりませんね。

ご依頼者様のお父様から言われていたのは以前の植木屋さんは木の表面しか切っていかない、ということでした。もともと松の剪定などをご自分でなさっておられたので剪定一般のことがお分かりなのでしょうね。短くしてほしいとのご要望でしたので小さくできる所まで切り戻しました。ヒイラギモクセイやキンモクセイなどは強剪定はできますが葉っぱがなくなり不格好になるので一年一年少しずつ小さくできると良いと思います。

ヤマモモの剪定にかかり始め、少し枝を抜いたところ・・・

ヤマモモの剪定中止にしました

主幹のてっぺん付近に白い卵が2つあります・・・。写真は撮り忘れました・・・ヤマモモの写真も。

巣はハトのようです・・・。

ヤマモモの前に隣の木をエンジン音がするヘッジトリマで作業していたのですがハトの存在に全く気付きませんでした。

親ハトがヤマモモに帰ってきました

仕方がないので他の木を剪定しました。しばらくして巣を除いてみると母親ハトが帰ってきていました。昨年はキジバトに遇うことが多く親ハトの写真は撮らせていただいていました。

親鳥が戻っていた
親が戻っていました!

よく見るとキジバトですね。

ハトは鳥獣保護管理法などで守られています

ハトはその巣に卵やヒナがいる場合、撤去することができません。ネットで調べてみるとキジバトは許可を取っていれば狩猟対象になるようです。

こっちを見ているキジバト
こっちを見てるキジバト

母親ハトと目が合ってしまい・・・。これでは何もできません・・・。

お父様とご依頼者様にご連絡しヒナが飛び立ったあとにヤマモモを剪定させていただくことになりました。お隣様にも越境枝の放置のご了承もいただきました。

あとはカラスに巣が狙われないことを願うのみですね。

キジバトの巣を見たことがありますか?

年も変わるとハトはいなくなっていました。

キジバトの巣を見たことがありますか?末庭はキジバトの巣を始めてみました!

スカスカの巣
スカスカの巣

スズメの巣とは違い、意外とスカスカですね。キジバトの巣の作り方は雑なことで知られているようです。これでタマゴが落ちないんでしょうね~凄すぎですね。

木の幹と枝の分かれ目の所に巣をかけていましたので、そっと取り外しました。

3又になっているところに初めに枝を突き刺しているようで綺麗な円錐の鉢というよりは円錐の鉢の底が幹と枝の間に固定されているような造りになっていました。

しかも卵が乗る台は意外にもフラットでした。ヒナが巣だったとしたらヒナの体重で平らになってしまったのか始めから平らなのでしょうか?知らなくても良いことではありますが気になりますね。

使われている小枝の種類は様々でした。ケヤキの小枝も多かったですね。

キジバトは巣をつくる時に枝を積み上げていっています。どんな気持ちで枝を組んでいるんでしょうか。本能によるものでしょうが、あまりに効率が良すぎる気がします。3角に組んでいるように見える箇所もあれば4角にくんでいるように見える箇所もあります。

三角組
3角に組んでいるように見えてしまいます

時間がある時に、誰かキジバトの研究していないかどうかネットで調べてみようと思います。

キジバトの巣の構造

キジバトの巣の分解

キジバトの巣を捨てる前に分解してみました。

使われていた小枝の数は133個ほどでした。

枝の全て
枝の全て

ごくごく小さな枝もありましたので巣作り後に折れた枝かもしれません。巣作り後に落ちた枝もあると思いますのできっとオスハトが130個前後を運んだのでしょう。巣作りの時はオスが枝を1本1本運びメスが巣にいて巣作りするそうです。

キジバトの巣の分析

巣の基礎部分

キジバトの巣は円錐をひっくり返したような形をしていました。

ヤマモモの木の枝にかける基礎の部分は4,5㎜の一番太い枝を使っていました。

差し込み部分
右側の枝はヤマモモの枝に差し込んでいた部分
差し込んでいた所
ヤマモモに差し込んでいた所

そして興味深いのは3つや4つに枝分かれしている枝を差し込んでいることでした。この構造だと枝を幾つか差し込むことで強固な基礎を構築することができますね。

基礎部分
基礎部分の太い枝

巣の円錐の底と中央部分

この部分にも3~4㎜ほどの太い枝を使っていました。ここの枝も枝分かれした枝を組んでいました。

中央部分
どれも枝分かれしている

巣の円錐の上方部分

1~3㎜の細い枝を使われていることが多かったです。ここも枝分かれ枝が使用されていました。

巣の上部の外周

枝分かれしていないケヤキの1本枝が使われていました。外周全体を確認できたわけではありませんが半周程度は回してありました。

外周
外周の枝
棒状
1本もの

1本の棒状のものも元々は脇枝があったものの外れてしまったのかもしれませんね。元々1本ものを運んでいたとするとオスハトは凄いですね。

キジバトの巣を分解して思ったこと

今回の分解の結果だけですが、オスハトが巣の材料に選んでいる枝は一本の棒状のものではなく2又や3又などに分かれた枝、あるいは1本の枝から複数の枝が出ている枝です。

今回の季節ではケヤキの枝は1本の棒状のもので長い物でした。

構造上、枝分かれしている枝で組んだ方が枝が重なりあって強度が増しそうです。しかも枝の置き方によってはオスハトが1回の枝の運搬で2本の枝を運ぶことになります。短期間で巣を作るのにも効果的ですね。

棒状の細いケヤキは巣の外周に回してあったのでメスハトは巣が外に広がって壊れないように輪留めのような役割をさせていたのではないかと思っています。

いつの日かキジバトの巣に再び遭遇することが出来ればこの考えが正しいかどうか検証してみたいと思います。分解してみたのでかなりの程度今回の考えは当たっていると思いますが・・・。仕事には支障が出ますがその時が来れば良いです・・・。

キジバトは基本的に雑で簡易な巣を作りますが、木の上の巣の外周に柔らかい枝で崩壊防止を回していたとしたら凄い知恵だと思います。

2022年に出会ったいくつかの鳥の巣

こちらも別のヤマモモの木に作られたハトの巣です。この巣の上段の外周にも細長い枝が回してありました。

ヤマモモの巣にあった木
ヤマモモの木にあった巣

次はシマトネリコに作られた巣です。この巣の主は不明ですが小さいのでハトではないかもしれません。ただ巣の作りは雑でした。

シマトネリコの木にあった巣
シマトネリコの木にあった巣

この巣にも上部の外周には枝が回してありました。鳥は巣の上部の外周に枝を回すのでしょうか。卵を温め始める前に枝を回すのか、温め始めてから枝を回すのか、その時を見てみたいものです。

やっとヤマモモの剪定できました

そんなこんなで2022年になってやっと剪定が終了しました。5mもないヤマモモの剪定ですので1時間で終わると見込んでいました。ところが絡み枝が多数あり、これまでの太い切り残し枝も多く、1時間半近くかかってしまいました。次回のお手入れは楽になると思いますが、末庭はまだまだ向上しないといけませんね。今年は暖冬なので心配が少なくて良いですが冬期の剪定になりますのでヤマモモの木がダメージを受け過ぎないために枝を透かし過ぎないように気をつけました。

今年も新型コロナの猛威が続いていますが皆様お元気で!

sueniwa
ハト