畑地の植物には思っているほど水やりの必要ありません
畑は土壌が元気に育っていれば保水性が高くなります。それで基本的に植物は雨天時に降る雨だけで成長していきます。夜露が降りる時などは植物はその水分も活用してくれます。プランターよりも畑地の植物は根を大きく張れるので水の遣り方も違いますね。
それでも水やりが必要な時があります
種をまいた後は芽が出て本葉が出るまでは水やりに特に注意しています。小さなうちは植物もか弱いのでお世話がいります。
2021年は夏に雨が少なくさすがに保水性のある土に植えられた植物も水やりを何回もしてあげなければなりませんでした。葉っぱや実がしなびてきたら水切れですね。あと葉が閉じてきたりしても水やりが必要です。末庭は夏の酷暑で4,5日も雨が降らないと心配になるので天気に合わせて植物の様子を見に行っています。やはり酷暑が続く時は水やりが要りますね。
それで井戸があるととっても助かります。井戸が使えなければ、雨が降った時の水を受けて溜めるためのタンクを幾つも畑地に置かなければなりません。それでも足りなければ、自分の車でポリタンクなどで運んであげないといけなくなります。やはり井戸があると便利ですね。
井戸の深さはどれくらいか
嬉しいことに畑地の隅に水源があります。地主様にお尋ねすると、「パイプを引き上げてみていいよ」、「パイプが古くて折れたら新しいのに勝手に変えていいよ」と言ってくださいました。
また「パイプは7mくらいかな、先には何も付いていないはず」と教えてくださいました。
春ジャガの種芋を買いに行った帰りにパイプの引き上げに行きました
手袋をして引っ張りあげると重いです。なかなか上がってこない。そーっと引き上げると抵抗が軽くなっていきます。そしてスコンと軽くなりました。
あっ、そうかパイプの先が土にうもっていたんだな!と考えながら少しずつ引き上げました。7mのパイプは長いだろうな~と思って引くいていきます。
まだまでパイプは出てきます。空高く伸びたパイプが弓状に曲がり、倒れていって軽トラに乗っかりました。パイプが当たった軽トラは黒い泥を着けられました。そしてパイプ全体がついに出ました!折れることなく取り出せました。やりました。
パイプの長さと状態は
パイプは劣化していませんでした。紫外線に当たらないからでしょうね。
パイプの長さは何と11m!
7mを想像していた末庭にとっては驚くほど深かったです。
井戸の上口から1mと少しの所まで水が上がってきています。地下の水脈があるんでしょうね。
一応、内径と外径も図りました。おおよそ内径24㎜、外径30㎜でした。
パイプを差し戻しました。先端のストレーナーが井戸の底の土に当たるのが分かります。当たって手を離すと浮力でパイプが1m以上浮いてきました。
仕方がないのでストレーナーを土に突き刺し石の重しをしておきました。
井戸の水を散水のために使うには
ありがたいことにパイプの先にストレーナーはきちんと付いていました。ゴミが入らないようにするためのものですね。しかもフートバルブのようです。フートバルブはエンジンポンプを止めたあとに水がパイプから落ちないようになっていて、次回エンジンポンプを使用する時に呼び水をしなくても良くなる部品です。この井戸のフートバルブは壊れているかもしれないので末庭は呼び水をしようと思っています。
地主様にお聞きしたところによると、この井戸はイチゴ栽培のために掘られたものでした。水質検査もして数年前まで使っていたそうです。それでも一つだけ心配があるそうです。
それは、塩です。
畑地の近くに川があり、汽水域より少し上流に畑はあります。その川の拡幅工事が行われたので塩分が入って来ていないどうか心配だそうです。末庭は、畑地が川よりも高い位置にあるので7mの井戸なら問題ないだろうと思っていたのですが11mもあるとさすがに心配になります。
パイプを引き上げた時に、井戸水を持ち帰ることができたので、明日塩分の検査を試してみようと思います!