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エンジンポンプが水を汲み上げないのでチャッキバルブを交換しました

チャッキバルブ

末庭はエンジンポンプ素人なのでいっこうに吸水不良状態が解決しないですね~。でも良い勉強になります。

目次

パイプ内を洗浄しました

パイプ洗浄
パイプ洗浄

ストレーナーの洗浄は済んでいたのでパイプ内の洗浄を行いました。おかげさまで末庭は11mのパイプを引き出すのには慣れましたよ。そのパイプ内に水道水を20L入れたタンクからエンジンポンプで水を吸い上げパイプ内に水を通しました。この時は数秒でタンク内の水を吸い上げてくれました。

草ゴミ
草ゴミ?

すると草が堆積したようなゴミが出てきました。泥水がでてくるかなと想像していたのですが、それほど汚れていませんでした。

吸水しない原因はこれか?

不思議なことに、エンジンポンプはパイプを洗浄する時には水を汲み上げてくれました。

その後、吸水ホースを直接井戸の中に差し込んで10回くらいエンジンをかけたところ2回だけ水を汲み上げてくれました。

エンジンポンプはこれまでに全部で4回は水を汲み上げてくれているのでエンジンやインペラなどは壊れていないはずです。エンジン回りから水漏れもしていませんのでOリングなどの劣化で吸水不良になっているようでもありません。

不思議だな~と地面に横たわっているサクションホースを眺めていました。

するとサクションホースに入れた呼び水がエンジンポンプ側に吸い上げられそうになっているのに上がってきません。ホース内の水がユラユラと動くだけです。エンジンポンプは水を上げようとしているのに十分に吸い上げられていないのかもしれません。

真空不良?もしかしてそれが原因?

原因はポンプ内が真空になっていないから?

エンジンポンプはポンプ内を真空にすることで井戸から吸水できるようになっています。そのためポンプ内を真空にするためにエンジン始動の前に呼び水を行います。

まずポンプ内が真空にならない原因を考えました。

  • サクションホースや継手から空気が入り込んでいる。
  • エンジン回りからの水漏れ。

しかしこの点はこれまで4回エンジンポンプが水を吸い上げているので考えにくいですね。エンジンポンプ本体周りから水漏れはしていないので問題ないですね。

何でだろう??と頭を抱えました。

呼び水をいれてキャップを直ぐに締めていたのですが、開けたままにしてみました。すると呼び水が減っていきます!え!驚きです。

呼び水
呼び水(この時は吸水順調)

呼び水はどこに行っているんだろう?と思い吸水ホースを外して呼び水を入れました。すると吸水口から水が漏れ出ています。

普通に考えると呼び水は1回行えばエンジンポンプは水を汲み上げてくれるのでこの水漏れが原因かもしれないですね。呼び水が減ってしまうとポンプ内は真空にならないので吸水不良になり得ますし。

チャッキバルブとは

そこで吸水口のゴム製の部品を調べてみました。

吸水口
吸水口

不具合のある部品は、チャッキバルブと呼ばれる部品でした。吸水口の中に取り付けられています。チャッキバルブは逆止弁とも言います。水などの流体が逆流することを防ぐ目的で配管などに取り付けられています。

エンジンポンプの場合、ポンプが作動すると流体が流れる圧力で弁が開きます。そして井戸などから吸水ホースで水を吸い込みます。エンジンポンプが停止するとポンプ内から井戸などに逆流しようとする流体の圧力を受けて閉まります。

チャッキバルブは①スイング式②リフト式③ウエハー式④ボール式など用途によって種類が豊富です。

農業用のエンジンポンプは下の写真でも分かりますが、①スイング式ですね。蝶番に当たるヒンジ・アーム・弁体で構成されています。エンジンポンプのチャッキバルブはゴム製一体型です。弁体は重いです。きっと弁を効果的に閉じるように内部に重しになるものが入っているのでしょうね。

取り外すのは簡単です。小さなボルト3本を外すだけです。ゴムとポンプ本体が固着しているのであてものをして軽くたたくと外れました。

吸水フランジとチャッキバルブ
吸水フランジとチャッキバルブ

この写真だと弁体がフランジにしっかり付いています。隙間が空いている黒いゴムの下部をフランジに接するようにすると下の写真のように弁体が浮いてしまうようです。

チャッキバルブ
原因?

このようにこのチャッキバルブは劣化によりアームがわずかですが開いた状態になっています。このために水漏れが生じることがあるようです。

もしかすると、このチャッキバルブがしっかり閉まった時だけ水を吸い上げることができたのかな~と考えています。ポンプ内が真空になり吸水しようとするもののチャッキバルブの隙間から水が流れ出てポンプ内が真空でなくなり吸水不良になっていたとか・・・。末庭はそう考えたのですが、そうであって欲しいものです・・・。

チャッキバルブを購入しました

原因が特定できた訳ではありませんが怪しい個所から解決していくしかありません。

ネット検索で工進のこの部品名はSE-25Xチャッキバルブというもので部品コードは011332601と分かりました。この部品は歴代のKM-25Sで共通で現行品も同じ部品コードでした。廃番になっていないのは助かりますね。

代金はチャッキバルブ819円、送料800円でした。追加出費はいやですが溜まっていたポイントで購入したので良しとします。これで直れば良いのですが・・・。

さてさて商品が届き次第部品の入れ替えですね。

新品と交換しました

新品がとどきました

部品が届きました。

ゴムが柔らかいですね
違いますね

新品はゴムが柔らかいですね~。古いものと比べると角度が違いますね!

原因はどこ?

チャッキバルブを交換後も汲み上げませんでした。吸水口からは空気を排出しているようですので、原因はチェッキバルブではありませんでした。

残るは、吸水口から先のホースの継ぎ目が原因でしょうね!

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