シマトネリコは大きくなりますね
シマトネリコは小さな株のうちは、柔らな枝振りでかわいらしいですね。
しかし年月と共に驚くほどの巨木になります。
しかも根が大きくなっているのである程度切り戻しても直ぐに反発して枝が増えてしまいます。枝先を詰めたり間引きしたりして大きさを維持することはできますが毎年大きいままだと・・・となってしまうこともありますね。
先日の植栽管理ではシマトネリコの強剪定になりました。1日では終えられない作業内容でしたので2日いただき、1日目の終わりに3割ほどを剪定しました。大切にされているシマトネリコなので丁寧に作業しないといけません。

主幹は写せませんが立派な木です。
残りの幹は手ノコで切りきれないくらいの太さがありました。
手ノコを使って

この写真の幹は上手に切ることができませんでした~
他の幹は手ノコでもきれいに切りましたよ~
最後の写真で何となく分かりますよ~
チェーンソーを使って
手ノコで厳しい幹はチェーンソーを使いました。
切り落として幹を自然落下させるとライトや壁を損傷する危険があります。そんな箇所の幹は、ロープで吊るせるようにしてから切り落としました。

チェーンソーを使って切るとどうしても切断面が荒くなりますね・・・
シマトネリコの強剪定後

強剪定後の幹の1本です。
どうしても無骨になりますね・・・
今年新しく出る枝で来年以降コンパクトな樹形を維持出ると良いのですが。
枯れないために癒合剤

強剪定なので枯れが入りにくくするために親指よりも太い幹には癒合剤を塗りました。シマトネリコは強いから要らないかな~と思いましたが切口が大きいので保険的に塗りました。塗らなくても全然問題ない樹木もありますね。
この写真の切り口は綺麗ですね~。手ノコで切ってますが切口は真っ平らで縁もめくれていません。手ノコで綺麗に切れた時は気持ち良いですよ~
癒合剤はトップジンMペーストです。殺菌剤も入っているので良いですね。
今回は、塗る面積が大きいので最初の写真のようなボトルの容器の物を使用しました。チューブの容器の物は木に登る時に使うのに便利ですが大量に使う時はボトルが良いですよ。費用も安く済みますよ。
この癒合剤はオレンジ色していて乾くと特に色が目立ちます。塗った感が出てしまいますが、塗り残した切口は簡単に見つけることができますよ。
やはり目立つ色にしているのには訳があるのでしょうね!