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大根十耕は土づくりの大切さを教えてくれますね

鶏ふん
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大根十耕とは

「大根十耕」という言葉があります。文字通りには、大根は種をまく前に土を10回耕すということですね。

しかし農業を営んでいる方でも10回は耕していませんよね。そこまで時間はかけられないですよね。それで大根十耕の真の意味は、10という数字から考えて、大根を植える時は「しっかり」、「十分に」耕して土を準備しなさい、という意味でしょうね。

しっかり耕す利点は

しっかり多くの回数、土を耕していくとどんな利点があるのでしょうか?

1.まず、石を取り除くことができます。

表面に見えない下の方にある石を取り除くことができますね。

このことで大根の根が2又や変な形に生育することを防げます。珍しい形も楽しいですが作物としては?ですよね。この根が割れる別の原因としては、分解されていない有機質肥料(牛糞、鶏糞など)もあります。大根は肥料負けしないために強い肥料を避けて成長します。その結果、2又などの変な形の大根になることがあります。

大根が変な形になる理由は

  • 石などの障害物に当たって割れる
  • 肥料の塊を避けて割れる

2.大根十耕の次の利点は、土中に酸素をしっかりと入れられることです。

植物は根も呼吸をしています。しっかりと耕すことで酸素をたっぷりと入れておくことができます。

3.また、土がやわらかくなるため根をまっすぐ下ろしやすくなります。

根の先にセンサーのような仕組みがあり、堅い土の層を察知すると根を伸ばすのをストップするらしいです。

できれば40~50cm位、土を掘り起こしてあげられると安心ですね。地下だけで30cm位の大根になってくれます。

面白いのは大根が地下で成長したあと、地上の部分が伸びて長くなることですね。観察していると、地下で十分伸びきれない時に地上の伸びが大きいようです。

やはり種をまく前にしっかりと深くまで土を耕しておくことが大切ですね。とはいっても時間や体力に応じてできることは変わりますよね。

末庭も10回まではできなくても出来るだけ多く耕そうと思います。

先日、1回目の土づくりしました。

大根種蒔きのための耕し
元気な土にしたいですね

この時は40cmほど土を掘り起こして、肥料を入れてかき混ぜたので2回耕しています。

あと4回、この掘り起こしとかき混ぜのセットをやると10耕になるのでしょうか?

経験からですが末庭はしっかり耕した土はやわらかく、種がすぅ~と地下にまっすぐ根を下ろしやすくなると感じています。ストレスなく根を下ろしひげ根が一列に育った大根は甘くてとっても美味しいです!おでんや煮物、大根おろしに最高です!大根を買うときはひげ根がまっすぐ並んでいるものが良いですよ。

大根十耕の利点を一言で言うと

ダイコンが、真っすぐ育ち美味しくなります。辛味が少なくなりますよ。しかも大きなダイコンが育ちます。

ダイコン
綺麗な大根

これで40cmクラスです。

50cmを越えると先っぽが曲がってしまうことがあります。

曲がり大根
曲がりダイコン

この大根は60cmほどでした。葉っぱを除くと3.2㎏ほどの重さでした。

大根の種まきは

気がつくと8月ですね。8月下旬から10月の種まきに整えていこうと思っています。暖かい日が続いていると虫に新しい葉を食べられてしまうことがあります。それで、食べられる新葉が多い場合、2回目の種を撒くこともあります。

大根の連作は

大根は連作障害が出にくい植物です。同じ場所で育てていると土の中から石を取り出す作業が減るので助かります。

連作障害が出にくいとはいえ、2,3年で連作を止められると安心ですね。有名な産地が連作障害で不作つづきになってしまったというニュースを聞くこともあります。末庭は大根を植えるエリアを決めて育てますよ!

根物野菜をお世話する時は、「大根十耕」を覚えておいて深く柔らかい畝を作るようにしましょう!大根だけでなくニンジンなども立派に育ちますよ~!

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