夏の水不足に備えてエンジンポンプを購入しました
ネットで探して中古品のエンジンポンプを購入しました。植木屋での出番はなさそうですが畑には夏の猛暑で水不足になりやすいので、どうしても必要になります。個人的には工具の色は赤がかっこよくて強そうで好きなので良かったです。皆さんは何色が好きなのかなと思います。
エンジンポンプは新品で購入すると安くても2万円近くしています。今回購入したKM-25Sも新品だと2万円以上はする商品でした。販売店によっては3万円近くします。今回は安い商品の半額程度の値段で購入できたので良かったです。
しかし農機具は高いですね~。耕うん機なども探していたのですが値段が高くて高くて。ヤンマー、クボタ、三菱などのメーカーで耕うん機や管理機(耕うん機より小さいものはこう呼ばれます)を探すと新品で20万とか10万円!!末庭の畑ではとても手が出せないです。管理機も中古を探しました。
不具合が生じた時はどうするか
やはり中古は購入後に故障することが心配ですね。今回の商品は作動確認済みとネットに記されていたので信頼して購入しました。もし故障してもインターネットでKM-25Sを検索すると工進のパーツリストを見ることができます。そのパーツリストで必要な部品の部品番号を調べることができます。工進の商品は部品を購入しやすくなっていますので嬉しいですね。工進さんはとっても親切と思います。
エンジンのパーツもリストで確認できますよ。燃料タンクなどもすぐに分かります。エンジンが焼き付いていたら大変ですが・・・。
今回の中古エンジンポンプの状態は良かったです
届いたKM-25Sは販売時の箱に入れて送られてきました!
取説から工具、ストレーナーなど一式入っていました。外箱は痛んではいますがきれいに保管されていたようです。末庭も大切に外箱も取っておこうと思います。取説には面白いことが書かれていましたよ。お問合せ相談窓口について、0120‐075‐540と書かれその075‐540の上に、キョートのコーシンと書かれていました。
今日ネットを見ると工進ので電話番号は変わっていないようですがキョートのコーシンも残っているのでしょうか。また工進のホームページには「世界160か国で愛されているトップブランド」と紹介されています。頼もしいですね~。
ありがたいことにプライミングポンプやホース類の劣化はありませんでした。燃料タンクのひび割れなども当然ありません。
エレメントだけは交換が必要でした
唯一、エアークリーナーのエレメントが指で触ると崩れるほど痛んでいました。しかしエレメントは消耗品なので仕方ないですね。
早速、部品番号検索でネット注文しました。商品番号はKA40045AAでした。ネットで部品が見つからない場合は工進やホームセンターに問い合わせるしかないですね。ホームセンターなどに代替品があればそれでも問題ないと思いますが適合するか確認は必要ですね。
新品のエレメントはきれいですね
新品のエレメントが届きましたので早速、交換しました。
横幅:厚み:高さ=8.2㎜:6㎜:2.2㎜
おおよそですがサイズはこんな感じでした。丸いエレメントをペタンコにしてあるので円の外周を図れば良かったですね。次回購入する時は上のサイズを参考にしようと思っています。
中古KM-25Sのスペックは
KM-25Sは、ハイデルスポンプ(Hidels pump)という商品名が付いていますね。現行は4サイクルエンジンですが今回の中古は2サイクルエンジンです。しかも使用する燃料は混合比25:1です。今は50:1の時代なのでやはり古さを感じますね。2サイクルエンジンは音がうるさいことや、排気ガスにオイル成分が混ざることなど4サイクルエンジンと比べるとデメリットが目立ちます。末庭の畑は周りは田畑だけです。時々、散歩している方はいますがポンプ使用中に重なることは少ないので2サイクルエンジンで全く問題ありません。
主なスペックは以下の通りです。
- 重量・・・5㎏と軽いです。軽トラからの積降を片手で楽に行えるので便利です
- 吸入・吐出口径・・・25㎜(1インチ)。小さなタイプですが散水程度の使用なので十分です。
- 全揚程・・・35m
- 吸入揚程・・・8m。液面からポンプ羽根車中心の高さのこと。
- 最大吹出量・・・115L/min
1分間に115Ⅼも出せるとは、エンジンポンプはやはりパワフルですね。
吸込揚程など聞きなれない言葉が多いですね。この吸込揚程よりも低い液面からはポンプが吸い上げることができません。その状態でポンプを使用するとキャビテーションが発生することがあります。キャビテーションとはある意味沸騰現象のようなもので空気などの気体を含む気泡が発生します。水を吸い込むときに空気が入ってしまうんでしょうね。これにより吐出量が減ったり、騒音や振動が生じたりします。ひどい場合にはポンプが壊れます。ポンプから吐出量が減ったり、音がうるさくなったりしたらエンジンを止めてチェックする必要がありますね。
取扱説明書で気になる点
- 「ウォーターハンマーに御注意ください」。面白いのは「御注意」と書かれている点ではありませんよ。取説によると、「ポンプ運転中に吐出ホースを踏んだり、吐出側のバルブを急激に締め切ったりすると、瞬間的に大きな圧力がポンプケース内にかかります」とあります。これをウォーターハンマー現象と呼んでいます。やはりポンプ故障の原因になります。
- 呼水を入れる。吸水口から水面が見えるくらいは入れる。
- 吸水ホースにはサクションホースを使用する。
- 「スタート名人」。通常よりゆっくりリコイルスタータグリップを引いてもエンジンを始動できる。旧タイプなのに便利な機能が付いています。
あとは他のエンジン道具と同じような内容でした。使用上、安全と故障に注意していこうと思います。
試運転しました
呼水を入れました。ポンプ内も綺麗でした~。
プライミングポンプをしっかり10回以上ポンピングしてリコイルを引きました。するとさすがのスタート名人です。軽々とエンジンかかりました。
チョークを戻してエンジンをかけスロットルを上げました。
始めちょこっとでしたが、この後、一気に水が出ました!ほんの数秒でバケツ半分の水を吸い上げました。威力ありますね。井戸のパイプの中の水は数秒で無くなるはずなので水脈から多くの水が汲み上げられれば良いのですが・・・。
最後にドレンを開けてポンプ内に溜まっている水を出しました。
今後の予定
畑の水源のパイプを加工しようと思っています。エンジンポンプを持っていって簡単に接続できると便利ですよね。
あとやはり、井戸水を汲み上げてどれくらいの量が汲み上げられるのか確かめようと思います。井戸の水脈がどの程度の水を提供してくれるかなども見てみたいと思います。地表から2m弱のところまで水面が来ているのでその高さの確認になると思っています。何か良い方法があれば良いのですが・・・。
またその水を使って塩分が入り込んでいないか確認しようと思います。数日前にパイプの中に溜まっていた水で塩分を確かめてみましたが少しの時間かけて汲み上げた水じゃないと意味がないことに気づきました。そもそも井戸に塩分が入っていたらエンジンポンプも駄目になるでしょうね!