やっと出た
やっと工進のエンジンポンプ(KM-25S)を使って普通に井戸の水が出ました!
中古ですが永く現役でいて欲しいです。
これまで水を汲みだせませんでした
末庭は、井戸は初めてだったので、これまでいろいろ試していました。無知で取り組むと怖いですね~。なかなか大変でした。
エレメント交換、河川での試運転、ストレーナー(フートバルブ)の清掃など試しました。
最悪の場合、夏場に水遣りが必要な時には、近くの川で軽トラに積んだタンクにエンジンポンプで組み溜めて運ぶなど、何か良い方法を考えないといけないな~と思っていた所です。
夏までには何とかしないと・・・と思ってました。
これから畑地の井戸が使えれば、水遣りは一番楽です。
インペラの故障も疑いました
他にもインペラなどポンプ内の不具合も考え、分解しましたがインペラは問題ありませんでした。
末庭はエンジンポンプを購入して初めて知ったのですが、ポンプ内に「インペラ」と呼ばれる羽根があります。水中ポンプの場合はインペラがプラスティック製が多く破損することがあるそうです。バキッといって壊れます。エンジンポンプの場合はプラではないので破損は無いと思いましたが、何か不具合があるといけないと思い、開けて確認しました。
インペラを留めている中央のネジらしきものが錆びてきているので、ここが劣化してインペラが外れた時が問題ですね。ネジの交換で済むが、エンジンポンプ自体を交換するか・・・。
しかしエンジンポンプは、こんな小さな羽根で水を汲み上げることができるのですね~。驚きです。改めて、ポンプ内や配管内を真空にすることが大切なんだなと感じました。
ポンプ内も意外ときれいでした。
一応、取れる汚れは取って元に戻しました。
水を汲み上げない原因はフートバルブでした
フートバルブはネット販売で2,600円ほどでした。
普通は5,000~8,000円ほどするようなので何年もつか不安もあります。でも、この値段ですので、数年持ってくれれば満足ですね。壊れたら交換しようと思います。
フートバルブとは
文字通りには配管の末端(foot)の弁(valve)ですね。配管内の水が落ちるのを防いでくれます。
井戸の水面が地表面から3mなど、ポンプよりも下にある場合、ポンプのエンジンを止めると、時間の経過と共に配管内に空気が入ります。すると水面より上に上がっていた水が自然落下してきます。次回以降毎回、ポンプを使用する時に配管内に呼び水を入れてあげる必要が生じます。この手間を省けるのがフートバルブです。
フートバルブはエンジンポンプを止めると弁が閉じ、配管を塞ぎます。このことで水が落下するのことを防いでいます。配管内の水は落ちず、地上の配管まで水が入っている状態を保てます。そのため配管の中への呼び水が不要になります。
とっても便利な商品ですね。
既についているフートバルブと交換するためのバルブソケットも購入しました。こちらは170円程度です。
この2つをボンドで接着して古いフートバルブと交換しました。バルブソケットはねじ込むだけなので交換は簡単でした。
エンジンポンプで水が出なかった本当の原因は?
以前、古いフートバルブは引き上げてみると、泥土が溜まっていました。その時に洗ってきれいにしていたのですがまた詰まってました。今回は、自然に詰まったのではなく、エンジンポンプで吸水を試みた時に詰まったのでしょうね・・・。
もしかして、エンジンポンプが水を汲み上げなかった本当の理由は、ただの詰まり?だったとか?それとも呼び水不足?
この辺は末庭には難しいところです・・・。
ま、どのみち、パイプ内に呼び水(迎え水)をする手間を省けるフートバルブはとっても便利なので、新品に交換できたのは良いことと思います。予算も抑えることができたので良かったことにします。エンジンポンプへの呼び水は当然必要ですね。
新品のフートバルブに交換すると水が出ました!
フートバルブを新品に変え、パイプ内とホース内とポンプ内に呼び水をしました。そしてエンジンポンプをスタートさせるとすぐに水を汲み上げ始めました~。やった~!!
泥水を出しました
井戸の底には泥が溜まっているので、フートバルブは一番底まで落とさないようにしました。
一気に底に突き刺すとフートバルブが直ぐに詰まってしまうかもしれません。その危険を防ぐために、まずは底から30㎝くらい上げた位置で水を汲み上げました。少しずつ底に近づけながら泥を吸い上げました。
たくさんの泥水が出てきました。
井戸の大きさは直径10cmです。フートバルブを使って、井戸の底辺のすべてを探りながら、溜まっている泥を出来るだけ汲み上げました。慣れてくると配管を通して底に溜まっているヘドロの固さの違いを手に感じることができるようになりま。どこにヘドロが溜まっているかな~、と探りました。
なんとか、一通り井戸の底を掃除できました。
フートバルブに泥などが溜まっているといけないのでフートバルブを引き上げてみました。
するとやはり溜まってましたので清掃しておきました。
面白いことに今回は、枯れ草などが詰まってました。こうした草が腐敗して土と混ざりヘドロのように井戸内に溜まってしまったようです。ヘドロが生じないために井戸内に土や草などが落ち込まないようにしておかないといけないですね。
フートバルブの弁と本体の間にゴミが挟まってしまい、そのままエンジンポンプを止めるとフート弁が正常に作用せず、落水してしまう可能性があります。
やはり井戸内に枯草や枯枝などが侵入することは防がなければなりませんね。
もしかすると定期的に水を汲み上げていたらゴミが少々溜まっても、ポンプを使用していると自然と綺麗になっていくのかもしれません。定期的に様子を見てみようと思います。
最後は綺麗な水になりました。
畑地はヘドロが溜まり、一面水浸しになりました~。
翌日も水は出ました
次の日は祝日でしたので夕方ポンプをもって畑地に行きました。
サクションホース内には呼び水をしましたが直ぐに水を汲み上げることができました~!
これでいつでも水を入手できます!
今後すべきこともあります
15分ほどは水を出し続け、井戸の水量は十分にありました。地主様によると検査で水質に問題はないものの塩分の心配があるそうです。少し前に簡単自己調査をやりました。問題なさそうでしたが心もとないでもう一度やってみようと思います。
意外かつ単純な方法で塩分の問題は解決しました
などと思いながら翌日、畑地に行った時に近くの畑の奥さんと話していると、軽トラで隣のご主人が通りかかり声をかけてくれました。
ご主人:「お!、水は出たね!」
末庭:「はい!やっと出ました!あとは塩が入っていないか確認が要ります」
ご主人:「なめてみたらいい」
末庭:「いやいや。舐められませんよ~」
奥さん:さっとバケツに手を入れひとなめし「真水!!塩気ないよ!」
末庭:(唖然・・・。ワイルドですね)
ご主人:「良かったやん!」
末庭:「あ、はい」
末庭にとって笑い話のような解決の仕方でした。
これまで試したのは「石鹸」を井戸水に入れる方法でした。あと井戸水を蒸発させて塩の結晶を取り出す方法も試してみようと考えているところでした。今回は、単純な方法で解決しました。
これで残る課題は井戸内に土が入らないように配管を組み直すことだけになりました!
後日配管を組み直しました
作業途中の写真は撮り忘れました。
予定よりも縦の細い管が高くなり過ぎました・・・。計算ミスですね。これでも水を汲み上げることができましたので完成ということにしました。
ついでにフートバルブを確認しました
この日に確認すると、また落水していました・・・。引き上げてフートバルブを分解してみると又もや弁の所にゴミがはさまっていました。弁で遮断できず水が落ちてしまうのでしょうね。こんなにゴミが挟まるとは弁の構造が弱いのでしょうか?やっぱり安い商品だからでしょうか。高い商品でもゴミは挟まるのかな~疑問です。
ゴミを取り除いて水を溜めてしばらくおいていましたが落水はしませんでした。落水の原因はゴミ噛みでしょうね。配管のジョイント部分から水が漏れている可能性もゼロではありませんが可能性は低いと思っています。
ついでのついででシールテープも巻いておきました
落水の原因になるかもしれないのでネジ山にシールテープを巻いて水漏れしないようにしました。
ゴミが挟まって落水してしまえば意味はないのですが気休め程度の処置ですね。
夏に向けて水まき用のエンジンポンプと井戸の準備は完了です
フートバルブは付いていますのでゴミ噛みしていても配管に呼び水をしてあげればエンジンポンプは1分もしないで水を汲み上げることができることが分かりました。
今後、落水するとしてもこの井戸から水まき用の水を供給できます。これでやっとエンジンポンプの準備は完了です。
2022年4月2日
夕方、畑の水遣りに行ったついでに水を汲み上げてみました。
残念ながら落水して水面と同じレベルまで下がっていたようです。どうしてかな~?フードバルブの不調かどこかの継手から漏れているか・・・。やっぱり落水するね~。趣味の農園レベルでは、これ以上の費用と時間をかけての原因追及はできないな・・・。
ブツブツ言いながら呼び水もせずにエンジンポンプを稼働させました。エンジン低速のまま2分程おいておくとサクションホース内を4㎜ほど水が流れ出てくるようになりました。そのまま放っておくと大量の水が出てきました~。
呼び水もせずに井戸から水を汲み上げることができるようになりました。これは理想的です。大成功ということでこれから十分に活用していきたいと思います!