ミニトマトの脇芽の使い方
皆さんはミニトマトの脇芽をどうしておられるでしょうか?ほとんどの場合、脇芽はすべて小さいうちにかき取ると思います。末庭も同じです。ところがしばらくぶりに畑に行くとわき芽が大きくなっていることもあります。
それで脇芽の使い方をご紹介したいと思います。
脇芽の使い方①株の再生
主枝が折れた時に下に生えている脇芽を伸ばして主枝にします。
ミニトマトはどんどん脇芽が出てきますので主枝が折れてしまっても収穫できます。
末庭のも折れてしまっていましたので下の脇芽を切り取らずに伸ばしています。
中央寄りで上に伸びている枝は脇芽ですが今後はこの枝を成長させます。
脇芽の使い方②株を増やす
挿し木に使って株を増やします。植える場所さえあれば脇芽で簡単に株を増やせます。
上の写真にある主枝が折れた株は実をならそうとして脇芽が元気に成長します。下の写真はその脇芽の一つです。株の下の方に脇芽がいくつも出てきて生きよう生きようとします。すごい生命力ですね!すでに根が出ているのが見えるでしょうか?これは根付きやすいですね。
こちらは小さな脇芽を植えたものが活着しました。根が出ていないのを挿し木したので、まだまだ小さいですね。
脇芽の使い方③2本仕立て
株を2本仕立てにする。そうすると主枝と脇芽1本の2本を伸ばせるので収穫を増やせます。例年、末庭は1本仕立てです。ミニトマトは1本仕立てに慣れているので安全策です!
脇芽の使い方④放任栽培
最後は脇芽というより株の使い方になるでしょうか。脇芽を取らず自然にほふくさせていく育て方もあります。良い点と悪い点がありますね。末庭も1度だけ試したことがありますが、二度と行っていません。
- 良い点 放任で楽。見えにくいところで成長し完熟していることがある。
- 悪い点 広い面積が必要。地面に着いて虫に食べられやすい。
ミニトマトが病気になりました
2022年は早めにアイコと千果の苗を購入し植え付けたのですが斑点病にかかってしまいました。購入した時の写真を見るとすでに1つの苗に発生してました。この時に斑点病が出ている葉を切り取ってあげなくてはいけなかったですね。
赤い丸のところには症状が明らかですね。末庭の確認不足でした。
脇芽の使い方⑤斑点病対策に使う
斑点病の拡大防止のために病気が発症している枝葉を撤去しました。
光合成して株を大きくさせる枝をそっくりそのまま処分しました。葉が少なくなり光合成できなくなります。
それで小さな脇芽が育ってきていましたので、脇芽を残しました。脇芽を成長させて株が弱るのを防ぐ予定です。ただしこの育て方だと脇芽が多数伸び過ぎるのでどこかの時点で脇芽対策も考えます。
斑点病は細菌による病気なので梅雨の時期など多湿な時に広がってしまいます。今年は発生した葉を切除しましたので、再度発症してしまった時は殺菌剤のサンボルドーなどを散布してやろうと思います。雨が降った日以降に畑に行くときは斑点病が再発していないかミニトマトの株を毎回確認してあげたいと思います。細菌は土壌にも潜んでいるので土壌対策も必要になります。
こんな形で脇芽のお世話になるとは思いませんでした!