大根のいろいろな使い方
今年の冬は大根の栽培を楽しんでいます。数年前からダイコンはべったら漬けでも食べています。それでも春が近づいてくると食べきれずにいました。
春の大根の保存方法
大根も放っておくと菜の花が咲きます。大根にはスが入って食べられなくなってしまいます。それでスが入る前に、ダイコンの葉っぱをキレイに切り落とします。
この状態でしばらく置いてくこともできます。ただ切り口が割れて腐れてしまうこともあります。
葉っぱの切り口はスーパーなどで売っているダイコンのように葉の茎の部分やその基部が残っていると新しい芽が出ます。
このままの状態で置いておくと次の作物が植えられません。
それで葉っぱを切ったダイコンを生き埋めにして保存することもできます。
昨年まではこの方法で2か月くらいは保存できていました。保存しすぎると切り口から腐敗が始まってしまい食べられなくなります。春になり地温が上がり始めると痛みやすくなります。
昨年の写真がないのですが60cmくらい(掘れるだけ掘ります)掘って大根を穴に対して横に並ぶ本数並べます。この時に、大根と大根がくっつかないようにします。大根の上に土を被せます。そこに大根をクロスさせて横に並べます。この繰り返しです。
前からやってみたかった切り干し大根
前々から切り干し大根を作ってみたかったんです。
今年、やっと実現しました!
購入した道具は切干突の大です。スライサーと呼ばれることもありますね。
この道具があれば作るのはいたって簡単です。
ステンレスの刃があるので板に沿って大根をスライドさせるだけです。大根を上から下に落としながら突き落としていく感じです。大根にカンナをかけている感触でした。
ダイコンをピーラーで皮をむいて半分にしておけば突くのは簡単でした。
準備さえ終えておけば1㎏のダイコンなら突くだけなら5分もかかりません。ステンレスの刃の切れ味が良いのであっという間に終わってしまいます。指を滑らせてケガをしないように注意する必要があります。
切干突の使い方のコツは
使用方法は簡単でした。切干突の使用方法にも分かりやすく書かれています。末庭が感じたコツがありましたよ。切干突を少し傾けてあげて、ダイコンを板に沿わせながら上から突き落としていく感じだとスムーズに切れました。
切干大根の天日干し
天日干しは晴れた日に2,3日しっかりと風を通して乾燥させます。夜、寒いと良いようです。聞くところによると、寒くて水分が固まり昼間に乾燥することで美味しい切干大根ができるそうです。ただし「切干突」のご使用方法には夜間は必ず室内に入れるように指示されています。
それで大事なことが分かります。
干す時に、水に濡らさないことです。雨や雪、夜露などに当たらないように軒下など安全な場所であれば室内に入れる必要はありません。末庭の家も波板の屋根があるので夜も出しっぱなしです。
近くのホームセンターで3段のネットを購入しました。48cm×48cmで、998円でした。お買い得でした。ネット販売を調べると、40cm×40cmで同じくらいの値段でした。
写真の切干大根は初物です!初めて完成しました!
この時に切ったダイコンは400gほどでしたよ。
これでどれくらいの切干大根ができるのでしょうか?
大根400gに対して切干大根は何グラムできたか?
今回は400gほどのダイコンを干してみました。出来た切干大根は70gでした。たったの70g・・・。
作ってみた結果分かったことは、100gの大根を切り干しすると17.5g位の切干大根ができるということです。1㎏の大根だと175g位できますね。
あとダイコンは20本あるので175g×20本で3500g、切り干し大根が3.5㎏もできてしまいます。
切干して、水分が抜けると少なるなるものですね。でもきっと、旨味が凝縮された切干になってくれたと思います。乾燥後に袋詰めしているとイカのスルメや魚の干し物に見えました。美味しそうだったので、そのまま1本食べると甘くて美味しかったです!
無添加の切干大根はネット販売では60gで300円ほど送料もかかるので結構お高いですね。自分で3.5㎏の切干大根を作ったとすると1万円以上の価値になりますね。自宅消費ですが嬉しいです。
大根の総量の何割が切り干し大根になるか
大根を切って切り干し大根を作る時に、もともとの大根の重量の何割が切り干し大根になるのか簡単な統計をとっています。以下のような記録でした。
- (日付) (大根の重量) (完成した切干大根の重量) (大根100gでできた切干大根のg)
- 2021年12月28日 400g 70g 17.5g
- 2022年1月1日 1300g 250g 19.2g
- 2022年1月19日 3000g 170g 5.7g (少なすぎるので軽量ミスかも)
- 2022年12月20日 1,850g 160g 8.7g
まだまだ検証します。
切干する時の注意点は
沢山作ろうとすると3段ネットに乗りきらないことがあります。無理に重ねたりくっつきあっていると十分に乾燥できません。乾燥させる日数も伸びてしまいます。それで注意点としては、切ったダイコンを重なったりくっついたりさせないことですね。
どうしても重なる場合は、大根の乾燥が進むと共にスペースが空いてくるので、空きスペースに配置することでしょうか。ダイコンがくっつく場合は、重なるよりは乾燥が早いですが乾燥不足に注意が必要ですね。
切干大根の保存期間は
6か月とも1年とも言われています。冷暗所保存だと変色を遅らせることができるそうです。自家製なので防腐剤など添加物が入っていないのでそんなに長くもたないでしょうね。状態を確認しながら使用したいと思います。とりあえずジップロックに乾燥材を入れて冷蔵庫に保存しようと思います。
保存のために乾燥材を購入しました
ホームセンターで食品用の乾燥剤のシリカゲルを購入しました。50個入りで500円程度でした。
1個10円ですね。
早速、乾燥した切干大根を袋詰めして3袋できました~。たくさん作ってお世話になってい方にお配りしたいと思います。
一般に販売されている切り干し大根は茶色くならないために次亜塩素酸ナトリウムを添加しているので自家製はより安全ですね。しかも機械による乾燥ではなく太陽での天日干しなので旨味が凝縮されていますね。
切干大根サラダにして食しました。やはり新鮮なものは美味しいですね。
鍋の季節も終わりが近づくころに切干突で切干大根を大量生産します!