庭木に肥料を与えていると元気に育ちますね。末吉庭園管理の庭のコンポスト近くの庭木は養分が多いためか毎年濃い葉を青々とつけています。
冬の時期の施肥
数日前に植栽のお手入れ後に寒肥を入れさせていただきました。
12月から翌年の2月の冬の時期のいわゆる寒肥です。必ずしも必要ではありませんが出来るなら肥料を入れてあげたいですね。
花や実を楽しんだ後のお礼肥と冬の時期の寒肥がありますがそこまで手を入れる方は少なくなってきました。生産者でなければ、どちらも必須ではありませんが施肥の有無によって植物の生育には確実に違いが出てきますよね。
肥料切れのサイン
庭の植物の葉の色が薄くて元気がないかな~、咲いたばかりの花の色がキレイじゃなくなってきたな~、などと感じることがないでしょうか?肥料切れのサインかも知れませんね。
盆栽やプランターなどでの栽培では気付きやすいのですが、庭に地植えにしている庭木の場合は気付きにくいことがありますね。
施肥の利点
- 栄養豊かに育つ植物は高木でも低木でも健康です。
- 当然ですが、春の新緑も多くなります。
- 花が咲く木は綺麗になり花の数も期待できます。花芽が付く時期は樹木によって違うので花数が増えるタイミングも違いますね。
- 実物は立派に育ちやすいです。
良いことばかりですね~。こうした点は、樹木と野菜は共通点がありますね。同じ植物なので当たり前といえば当たり前ですね!
良くないこと(?)もありますよ。葉っぱの数が増えるので庭木が良く茂りことですね。これを良くないことと考えるか良いことと考えるか、捉え方によると思います。
与えた肥料
油粕や堆肥などさまざまな寒肥が使用されます。即効性のある化成肥料とは違い、成分がゆっくりと溶けていきます。落葉樹は冬の間に活動を停止していて、春が近づく3月ごろから新芽が出始めるのでゆっくりと溶けていく寒肥は効果的ですね。早い時期に花が咲く梅や桜などはツボミが膨らんでいきます。外見では判断しにくいですが養分は動いていますね。活動が早い樹木であれば早めの施肥で樹勢を強めてあげることができますね。
今回はマンションの植栽ですので固形の発酵油かすを使用しました。完全な発酵鶏糞であれば匂いを心配することは少ないのですが、集合住宅の場合など匂いに敏感な方もおられます。ご迷惑をかけると良くないので堆肥系の肥料は避けました。
これだけで1,000円以上します。肥料も高くなりましたね~。
使用方法については袋の裏側に詳しく説明されていますよ。
ワンポイントアドバイスに記されている内容は意外と知られていないですね。それは、栄養の多い方向へ枝が茂る、という点です。つまり肥料を入れた方向に枝が伸びる、ということですね。
もう少し説明を加えますと、栄養の多い方向、つまり肥料を入れた方向に根が伸びます。それで樹木は根が伸びた方向に枝が伸びるということになります。
中木への施肥
ここへ穴を掘り、
肥料を入れ、
埋め戻して完了です。
低木への施肥
枝葉が無い所に肥料を埋めていきます。このあと土を軽く被せました。
低木の場合、一株の周りに1粒を3か所くらいになるように施肥しました。
固形肥料の良い所は肥料を土に押し込むと簡単に埋めることができることです。もちろん、カチカチの土だとスコップなどで掘る必要がありますね。
今後は、春以降の植栽の樹勢を観察してみたいと思います!