料金などは2022年5月のものです。関係各所にてご確認ください。
福岡市では剪定枝を処分する方法は幾つかあります
自分で庭木の剪定をする方も少なくありません。2020年には新型コロナが流行し、お家時間が増えたので植木の剪定を自分たちでやってみようと思う方もいます。ところが実際にハサミでバサバサと切ると、切るのは良いが生じる剪定枝の多さに驚くことがないでしょうか?植木屋さんも剪定と共に後片付けや処分のための時間が必要になることを理解しています。
末庭自身も剪定のたびに今回はどこに搬入すれば良いかな?と考えます。ベストなのはお客様宅から自宅に帰る途中に処分できることですね。現実は翌朝処分が多くなっています。自分自身の剪定枝処分ためにもこのブログを残そうと思います。
1年に1度の剪定を行う場合、思った以上に剪定ゴミが出てしまいます。数年ぶりに剪定するとそれはそれは大量の剪定ゴミが発生します。上の写真は数年成長していたオリーブの木の剪定枝です。実もたくさんなっていましたが剪定ゴミもたくさんでました。
ケヤキの木でしたら1本だけでこれほどの剪定枝が発生します。
剪定した後の枝や葉の処分はどうしたらよいのでしょうか?
剪定した枝などの処分方法はいくつかありますのでご紹介しますね。他にも方法があるかもしれませんので自分に合った方法を選べますね。
- ゴミ袋で出す
- 処理施設に搬入する
- 処分業者に依頼して処分してもらう
- 自分で処分する
末庭経験しましたが枕木の処分も困りますね。
剪定した枝葉の処分費用はいくらくらいするのでしょうか
このブログを書いている時点での福岡市の大まかな方法とその費用をまとめています。
1-ゴミ袋で出す場合の費用
自宅から出た剪定ゴミは市などが回収してくれる燃えないゴミで処分することができます。ただし自治体によってルールが異なりますので居住地の行政に確認する必要が生じますね。ゴミ袋で出すことができれば、この方法が一番安いのではないでしょうか?福岡市は燃やすごみを減らす方針でリサイクルを進めていますが一般家庭においては手間と費用の両面でこの方法が助かりますね。
福岡市の場合はこのブログを書いている時点で燃えるゴミ袋は1枚(1袋)45円です。
末庭も自宅の木を切った時は市のゴミ袋で処分していますが2個までしか出していません。2袋で90円しかかかりません。ゴミ出しの日に、剪定ゴミ2袋+家庭ごみ1袋の合計3袋までした出す勇気がありません・・・。もっと出している方もいると思いますが末庭は剪定ゴミは2袋ずつを数回に分けて出しています。
福岡市は燃えないゴミの収集を夜間(というより夜中)に行ってくれます。昼間は通行する車が多いので夜間回収はありがたいです。
多くの剪定ゴミを小さく切ってゴミ袋に詰め込むのは大変です。そのうち手が痛くなってきます。
2-処理施設に搬入する場合の費用
初めて処理施設に搬入する時は事前に搬入条件や料金などを該当施設に問い合わせて確認しておく必要があります。
大量の剪定ゴミが生じる場合には処理施設に持ち込むと費用はかかりますが処分は楽に済みます。自治体のゴミ処理場、リサイクル施設などがあります。今はリサイクルの時代なので剪定で生じた枝葉はリサイクルしている自治体が少なくありません。
末庭の住む福岡市もそうです。福岡市ではリサイクル推進のため2019年3月から剪定枝を市のゴミ処理施設で受け取ってくれなくなりました。
末庭が業者として剪定ゴミを持ち込んだ時に個人のお客様がレンタカーの軽トラを借りて剪定枝を搬入に来ておられるのを見たことがあります。施設の職員さんが丁寧に対応しておられましたよ。
剪定で生じた枝葉、伐根した根株は市のゴミ処理場が受け付けていないので処分してくれるリサイクル施設を選ぶ必要があります。
末吉庭園管理は福岡市所在なので基本的に福岡市のリサイクル施設様にお世話になっています。
福岡市のホームページで紹介されていますので参照なさってください。
各施設で受け取ってくれるものの例
核施設のホームページには処分してくれるもの、処分できないものが紹介されています。搬入条件が変更されることがあります。せっかく持って行ったのに引き取ってもらえなかった~、ということが無いように、初めて搬入する方は事前に確認しておいた方が良いですね。末庭は持ち込んだことがない物は事前に確認するようにしています・・・。
リサイクル施設に搬入する時に注意すべきこと
- 繰り返しになりますが、それぞれの施設で処分してくれるものが違うので不確かなことは事前に確認しておく必要があります。
- 木の幹と細い枝の処理方法が異なる場合がありますので別々にしておくと安心です。混載を引き受ける施設と引き受けない施設があるので車への積み方も考えておいた方が良いですね。木の幹の幹径で処理が異なってくる施設がありますのでこの点も事前確認が必要ですね。
- 施設によっては個人が搬入できる時間帯が指定されています。市のような予約番号取得の必要はありません。「搬入量の状況により受入をお断りする場合があります」と記されているところもありますので事前確認が必要かもしれませんね。
- 亜熱帯植物、キョウチクトウ、竹・笹類、蔓性植物など持ち込みができないものもあります。空き缶やビニール袋などのゴミが混ざらないようにします。根株は引き取ってくれる施設でも土をしっかりと落としておく必要があります。持ち込みに注意すべき理由は、リサイクル施設では粉砕機によって剪定枝葉をチップ化し、マルチング用のチップ、堆肥原料、腐葉土、家畜の敷物などに利用しているからですね。持ち込み禁止のものが入っていると様々な問題の原因になりかねません。例えば、キョウチクトウなどの毒性がある植物で作った商品を家畜の牛などが食べて死んでしまうかもしれません。また雑草や蔓を持ち込むとマルチ用のチップの商品から雑草などが生えてしまうかもしれません。それで個人の方はリサイクル施設に着いたらまずは受付に行って必要なことを教えてもらったほうが良いですね。というかリサイクル施設の方がしっかりとチェックしてくると思います。
- 造園業社が軽トラやダンプで搬入に来ています。トラックスケールに乗る時はスケールの中央(△マークがついていることが多いです)に車の中央がくるように駐車します。卜ラックスケールに乗った後はエンジンを切ります。施設の方やスケールのランプなどで計測済みの合図が出たらエンジンをかけて発進します。慣れないとトラックスケールに乗った後にエンジンを切り忘れます。
リサイクル施設での処分費用は
1㎏当たり14円(税込)、10Kgで140円(税込)です。これは福岡市の燃えるごみを施設に持ち込んだ場合と同じ金額です。1kg単位や5㎏単位で軽量してくれる施設もあります。
重量で処分費用が決まるので剪定した樹木の種類によって注意が必要です。カイヅカイブキやコニファー類は思いのほか葉っぱが重たいですよ~、枝から切る時は更に重いです。思いのほか費用が高くなります。
福岡市の近くは
糸島市
糸島市では市の施設でも剪定ゴミを処分できるようです。現在は市のホームページで民間業者様のリサイクル施設をできるだけ活用するように勧められています。末庭は糸島でも植木屋のお仕事をお受けしているので留意したいと思います。
糸島市の施設などでも持ち込み条件などが細かく定められていますのでホームページや電話で事前に確認しておいたほうが良いですね。
春日市
福岡市民でも、春日市にあるクリーン・エネ・パーク南部(福岡都市圏南部工場)という施設で刈草や枯葉などの処分を行ってくれます。福岡市の事前予約で指定できます。ただし剪定枝などはリサイクル対象なので持ち込めません。
3-業者に処分を依頼する場合の費用
剪定は自分で行い、処分だけ業社に依頼することもできます。近くの造園会社様に処分していただけるかどうかお尋ねしてみると良いですね。ご近所の造園会社が引き取ってくだされば一番楽かもしれませんね。
業者にお願いする場合は、リサイクル施設での処分代と回収運搬費(人件費含む)などを考慮し料金が決められます。一般的には軽トラ1台分で5,000円~が多いですね。インターネットで宣伝している業者は4,000∼10,000円が多いようです。
4-自分で活用して処分する
行政のゴミ袋で出すよりも費用が安い方法はあることはありますがほとんどの人は行いにくいですね。
- コンパネなどで枠を作り畑の堆肥づくりに活用する
- 燃やして炭にして活用する
- 地面に埋めて肥料にする
どれもそれなりのスペースが求められるので行える人は多くはないですね。
末庭は糸島市5m✖6mの畑を借りています。その畑に埋めて肥料にすることもできます。「落葉床」と呼ばれています。
落葉床とは?
畑の畝を作る場所に40cmほどの深さの溝を掘り大量の落ち葉や枯草を埋める土づくりです。どちらも乾いたものを使用します。湿っていると空気や水が流れません。枯れ葉は、ケヤキだけを入れるのではなく桜や他の落葉広葉樹を入れてあげると様々な養分を畑に混ぜることになります。溝の底の10cmに枯草を踏み固め、その上に枯葉を踏み固めて30㎝の層にします。掘り起こした土を被せて終わりです。数年~5年は養分を植物に提供してくれるそうですので助かりますね。
深く根を張る植物には特に効果があるようです。ただしダイコンやニンジンなど根を食べる植物は不向きですね。
地下で枯葉の腐食が進むので微生物が増えるだけでなくミミズも増えるでしょうね・・・。ミミズが増えたらモグラが来ます。
モグラを呼ばないためには落葉床は止めておいた方がよいのかもしれませんね。
意外と多くなる剪定枝、その処分にお困りの時や捨てに行く時間が無い時など処分に困ることがあるかもしれません。
当店では植木屋の仕事で軽トラックを使用しています。搬出も軽トラックで行っています。時間が調整できる時であれば剪定した枝葉の処分をお手伝いすることもできます。
ただし一般廃棄物収集運搬業の許可を得ているわけではありませんのであくまで自社運搬の形になります。仕事の中で出てきた剪定ゴミの処分が基本になりますのでお時間のある方はダメもとでお問い合わせください。
お問い合わせはホームページからか、こちらからどうぞ。
ちなみにですが、末吉庭園管理の料金はコチラ
剪定作業の片づけまでご安全に!