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伐根の費用とやり方のコツ(切株直径20cm)

モミジ

許可をいただいていないので作業内容の写真はありません。(この写真はサービスで抜いたモミジです。いただいたので鉢に植えました)

目次

伐根のご依頼

お世話になっている方から伐根のご依頼をいただきました。お電話では根株の所で直径が20cmほどだそうでした。

電話打ち合わせでは伐採までを家主様が行い、伐根だけ末庭が行う内容のご依頼でした。末庭の都合のつく日時に合わせて下見のために昼間に訪問し、双方の折り合いが付けばその場で作業行うことになりました。チェーンブロックは所有していないため人力作業になることもご説明し、了承をいただきました。

今回は大木ではなく切株直径で20cmほどの伐根なので人力でも1~2時間あれば終わるだろうと予測しました。

伐根料金は4,000円が3,000円に

現場を訪問し月桂樹を拝見しました。確かに地際で20cmないくらいですね。

11時55分に訪問し、月桂樹の伐根は4,000円のお見積で折り合いが付きましたので作業開始することになりました。処分は家主様が行われることになりました。

近くのお宅だったので良かったです。遠方のお客様宅だともう少し料金が増えますね・・・。作業そのものは短時間で終わってしまうので料金が高くなり過ぎると遠方の場合はお受けできないかもしれないですね~。

また中木、大木と大きくなると費用はどうしても高くなりますね。

伐採と伐根の作業内容

作業開始時間は12時10分くらいです。

予定外のモミジと南天も撤去することになりました。この2本は小さかったので剣スコで一掘りするだけで伐根できます。こちらはサービスです。モミジは処分するのではなく末庭がいただいて鉢植えにすることにしました。

伐採した枝葉と根などは家主様が処分なさることになりました。

枝葉や幹や根をゴミ袋に入れやすいようにコンパクトに切りました。根は木割オノで切り、その他はチェーンソーで小さくしました。これでゴミ袋に入れやすいでしょう。

作業終了時間は12時35分くらいです。

整地まで含めても30分もかかりませんでした。

それで4,000円の見積りのところ3,000円に変更し、お支払いいただきました。

伐採・伐根に使った道具

伐採に使ったのはチェーンソーと剪定バサミです。

伐根に使ったのは以下の道具です。

道具
人力伐根の道具

根っ子を小さくするために木割オノを使いました。フリマで購入したオノですが、固い根も細かく出来て便利でしたよ。

右端の古いツルハシは祖母が使っていたものです。古いですが根の土を落とす時などに良い働きをしますよ。

人力伐根のコツ

人力で伐根する時のコツは何でしょうか?

幾つかありますが今回の直径20cmほどの樹木で考えますと、幹を地際から1mほど残すことです。残す長さは人にもよりますが末庭の場合は1m残します。初めから切株だけにしてしまうと伐根は難儀します。

  1. まず、上部の枝葉を伐採する時に地際から1mほど残します。そうすると根を浮かせる時に幹を持って揺らすのですが自分の体重をかけやすくなります。てこの原理で細い根っこなどを持ち上げやすくなりますよ。
  2. 次に、幹の中心から40cmほど離れたところを円を描くように剣スコで周りを掘ります。その時に出てくる根はすべて剪定バサミや剣スコで切り離します。
  3. 1で残した1mほどの幹に体重をかけ真下や横に伸びている根っ子を見つけます。土の割れ方や木の傾きやすさなどから、すぐに何処に根っこが残っているかが分かります。
  4. 3で分かった根っ子を鍬などで探し出し、切断します。太い根をすべて切断できれば細い根は1で残した幹に体重をかければ簡単に倒れますよ。

人力で伐根するために必要な物は

まずは道具ですね。

そして人力、つまりパワーですね。30分でもフルパワーで頑張ると汗だくになりますよ~!

考え方次第ですがどんなに大きな根でも周りを掘り、根を切れば、掘り出すことは可能ですよね。どれだけの費用をかけるかによって疲れ方は変わりますね。チェーンブロックが使えれば楽ですし、重機が使えれば伐根作業だけなら数分で終わりますよね。準備や輸送のほうが大変ですね。

人力伐根で注意すべきこと

幹を持って体重をかけて倒す時に手を滑らせて頭や体を地面や物で打たないようにする必要があります。チェーンソーや木割オノを使う時は安全対策が必要ですね。

道具があれば人力で簡単に伐根までできますがお互い事故には気をつけましょう!

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